詐欺に立ち向かうべく

詐欺に立ち向かうべく

2019年3月22日朝、ニュースを見ていると、
国際ロマンス詐欺に引っかかり、勤務先の病院のお金を
横領し女性が逮捕されるニュースが流れていました。

ここ最近ではよくある詐欺ニュースのひとつであり、これといって気になるわけでもなく
聞き流して家を出る支度を整えていたのだが、テレビの画面を見ると
見た記憶のある写真が映し出されておりました。

今から遡ること14年ほど前。
私がホームページとマーケティングの講師を私がしていたころの生徒さんでした。

当時はメルマガからブログへと時代が移り変わる時期であり
インターネットがさらに盛り上がりをみせる時代でもありました。

そんな時代背景もありブログの使い方、設定方法などをスカイプで教えていました。

そのブログに掲載する写真を何にしたら良いかをスカイプで相談を受け、複数枚の写真を提示された中から、最終的に着物を着ている写真がいいと私がアドバイスした、その写真がテレビに映し出されているのでした。

よくドラマで、友人知人がテレビで逮捕されるニュースを知るシーンがありますが、そのシーンと同じ状況が自分に起きてしまいました。

彼女とは、その後10年以上連絡は取ってはいませんが、Facebookで、「もしかしてお友達」のお知らせで彼女の画像と名前がたまに表示されたりし、その際の画像が同じ着物の写真でした。

2006年当時、私がマーケティングを教えていた人数は100人ほどで、彼女の学習能力はその生徒の中でもかなり高いレベルにありました。
当時の彼女は52歳ほどだったと思います。

ただ、今思うに、人を疑わなかったのは確かです。
2005年、2006年当時は、まだ楽天ショッピングも流行っておらずネットでお金を使うというのは怪しさ満点の時代でした。

そんな時代に私のビジネスマーケティングの広告を見て参加するのですから、チャレンジ精神は旺盛であったと思います。

また、インターネットでビジネス展開するうえで、詐欺に対応する術も伝授していました。

しかし、時は流れ、Facebookが登場し、国際的に誰とでも簡単に繋ぐことができる今となっては、私が教えた防御も全く役に立たなかったのでしょう。

ましてや、国際ロマンス詐欺などは、当時は1000%想定外です。

今、まさに私は考えなければならない時期なのかと思います。
インターネットは生活を豊かにするものであり、人を苦しめるものではないはずです。

過去に私はAML(アンチマネーロンダリング)システムの設計をした経験があります。
それが、今、ここで役に立つかといえば、役には立たない方が多いでしょう。

犯罪の進化は速いです。
振込め詐欺も日々進化して、劇場型、はてはアポ電と最悪の方向へと進んでいます。

システムは人を助け、人々の生活を豊かにする為に使用するものであり決して 人を陥れたり苦しませたりするものではないです。

もし、今の私に可能性があるならば、その詐欺集団から人々を守るシステムを作るべき時がきたのかなと考える次第です。

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